今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが25日に都内で開かれ、パ・リーグMVPは投手4冠を達成したオリックスの山本由伸投手(24)が2年連続2度目の受賞となった。

 昨年に続いての受賞に山本は「2年連続でいい成績を出せたのでそこに喜びを感じている」と話し、連覇と日本一を果たした今季を「去年より安定した感じで投げれるようになった。終盤にソフトバンク3連戦で3連勝できたことが印象に残っています」と振り返った。

 最優秀防御率(1・68)、最多勝利(15勝)、最多奪三振(205)、最高勝率(7割5分)の4冠に加え、沢村賞、MVPと2年連続で主要タイトルを総ナメ。6月18日の西武戦では自身初のノーヒットノーランを達成するなど、今年も向かうところ敵なしの無双ぶりを発揮した。

 当然ながら知名度も全国区となり、球団内では「今まで『由伸』と言えばネット検索してもずっと『高橋由伸』だった。それがやっと山本になった」との声が上がる。これまで元巨人の大先輩の後塵を拝してきたが「ゴールデンタイムで日本シリーズに出れば名前の売れ方が違う。高橋さんは巨人で毎日全国放送のあった時代の選手。今は視聴環境も変わって一般の人まで浸透させるのは難しいけど、現役でこれだけやったので認知してもらえたと思う」(球団関係者)と実感している。

 しかし、一方で「ヤクルトの村上選手と比べるとどうか…。向こうはセ・リーグだし、野手で毎日試合に出る。それに〝王さん超え〟という部分で露出がすごかった」との見方も…。終盤は本塁打の日本記録更新で〝村神様〟に話題を持って行かれた感も否めない。

 来年は3年連続のタイトル総ナメで国民的英雄に躍り出る。