西武から国内FA権を行使した森友哉捕手(27)のオリックス入りが16日に決まった。4年総額16億円の大型契約と背番号4が用意され、26日に大阪市内で入団発表を行う予定となっている。

 今月1日に森が西武球団を通じ権利行使を発表。その後、FA宣言選手との交渉が解禁された11日から2日後の13日にオリックスと初交渉。それからわずか3日後のスピード決着だった。

 2013年のドラフト同期で9年間、公私とも常に森のそばにいた山川穂高内野手(30)は17日に自身のツイッターを更新し、森に対する惜別の思いをこうつづった。

「2軍の練習きつすぎて昼飯も全く食べないで試合したなーー。全身つるまで練習させられて、コーチにもいっぱい怒られて。死んでも見返すって言い続けて9年前に絶対2人で3番4番打つってずっと言い続けてな。森が打つと誰よりも嬉しかったし悔しかったよ!! チーム変わっても一緒仲間よ!!」

 あっという間の9年間。FA宣言をしてからここまで、森本人が肉声でこの件についての説明をしていないだけに、水面下で静かに決まったFA移籍だった。

 実質、オリックスと西武の一騎打ちの様相を呈していたが、水面下では以前から森に興味を持っていた巨人も、森の意向を探るべくアプローチをしていたという。

 しかし、今回のFA交渉を主導していたのが森の代理人であったため、それが巨人側にとってはこの交渉をうまく運べない要因ともなったようだ。

 そして、オリックスにとってはこれが好都合だった。森が契約する代理人は田口壮一軍外野守備走塁コーチ(53)の代理人も務める人物だっただけに、オリックス側にとっては交渉のしやすい状況があった。

 また、FA流出者が12球団最多となる20人目を更新した西武にとっては、森が今回のキーマンの代理人氏とサインした時点で、オリックス移籍の方向性は決まっていた…とも言えるかもしれない。