中日・石川昂弥内野手(21)が左ヒザの故障から順調な回復ぶりを見せている。8日はナゴヤ球場の室内練習場で約100スイングのフリー打撃を行い、豪快な打球を連発。チーム関係者の間からは「予想以上に早い時期から動けるようになっている。この時期にバッティングができるのは順調にきている証拠」と、その回復力に驚きの声が上がっている。

 石川昂は5月27日のオリックス戦で左ヒザを負傷。7月には左膝前十字靭帯の再建手術を受けた。手術直後の段階では来年夏以降の本格復帰と見られていたが、リハビリが順調に進んでおり、石川昂は「3月下旬ぐらいに試合に出られたら」と開幕前の実戦復帰を目標にしている。

 もっともチーム事情に詳しい関係者からは「室内や沖縄ならいいが、3月の寒い時期に外でやると痛みが出るかもしれない。あせらずじっくりやったほうがいい」と慎重な声も出ている。中日では1991年にサヨナラ本塁打を放った彦野利勝がベースを回っている最中に転倒し、右膝靭帯を断裂。レギュラーに完全復帰するまで2年以上かかった。将来の4番候補として中日関係者、ファンの誰もが期待している存在だけに完全復活への道のりにも注目が集まりそうだ。