巨人の中川皓太投手(28)が6日に、都内にある球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸9500万円から2000万円減となる7500万円でサインした。

 これまでにないもどかしさを味わった。春季キャンプ前に左胸付近を痛めて「立ち上げ班」としてスタートした左腕だったが、開幕前には腰痛を訴えて戦線を離脱。以降はリハビリに専念したため登板機会なしに終わり、11月に行われたシート打撃登板で実戦復帰を叶えるのが精いっぱいだった。

 中川自身も「野球人生で、これだけ長い期間ケガをしているというのが初めてだったので、自分の中でもいろいろ不安とか焦りとかはもちろんあった」と本音を告白。それでも「その中でも1年間トレーナーさんとか裏方の皆さんが支えてくれて11月にはシート打撃まで投げられるようになったので本当に感謝しています。来年はそういう恩を返せるようにしっかり頑張りたいと思います」とサポートしてくれたスタッフに感謝した。

 復活への準備は整いつつある。現状の体の具合は「もうだいぶ不安なくできるようになりました」と明かし「キャンプまで時間があるのでまた同じことをしないように注意しながらしっかり調整していきたいです」と再発防止に向けて万全を期すことも誓った。

 チームにとっても、なくてはならないセットアッパーである中川。「僕の中ではまた来年から、イチから積み上げていって、チームの信頼を勝ち取って、自分のポジションを勝ち取れるかは分からないんですけど、自分のできることを精一杯やって、その中でチームの勝ちに貢献できるポジションを掴めたらいいと思います」。来季のフル回転に向けて、闘志を静かに燃やしていた。(金額は推定)