プロ4年目でホールド王のタイトルを獲得した阪神・湯浅京己投手(23)が27日、改めて飛躍の1年を振り返った。

 この日、球団施設で自主練習を行い、今オフは侍ジャパンにも選出され、来季はWBC選出の可能性もあることから、現在は練習でもWBC球を使用中。「だいぶ、慣れてきてるなぁと思っていたので、ロジンをつけないほうがいいかなとか、色々考えながらやりたい」と、WBCで使用するロジンと自分の手の相性など、キャッチボールから試行錯誤を重ねながら汗を流しているという。

 今季59試合登板で大ブレークの1年を如実に示すのが1・09の好成績をおさめた防御率だ。昨年までは通算3試合で18・00だった通算防御率は、今季の活躍で通算防御率も1点台にジャンプアップした。シーズン序盤はブルペンにある選手名鑑を片手に、対戦相手の選手年俸を確認。成果主義のプロ野球の世界を扱ったマンガ「グラゼニ」に自らの立場をなぞらえて「最初めっちゃやってました。ずっとグラゼニ、グラゼニ言うてたんで(笑)」と自らを奮い立たせる原動力にしていたという。

 シーズン中は「防御率とか見ちゃうと気になっちゃうのでなるべく見ないように、そこまで気にしないようにしていました」と話す右腕だが、4年目を終えて通算防御率は堂々の1・92。来季以降もこの水準を〝キープ〟となれば、球界を代表するリリーバーとしてさらにその名を馳せることになりそうだ。