今季59試合登板で45ホールドポイントを挙げ、ホールド王に輝いた阪神・湯浅京己投手(23)が25日、都内のホテルで行われた「NPBアワーズ」に出席。飛躍の1年を振り返った。

 昨季までのプロ3年で一軍登板はわずか3試合だった男が、4年目の今季に一気に覚醒した。ケガに泣いてきた姿から一転、チームトップの登板数を稼ぎ、シーズン途中からは矢野燿大前監督(53)からの信頼を獲得。勝ちゲームの終盤に登場する不動のセットアッパーにのし上がった。

 大ブレークの1年に、23歳の若武者は「本当に去年までリハビリが長くて1年間、一軍でやれてタイトルが獲れたってことは、本当に自分のなかで自信にもなりますし、初勝利とかいろいろ、CSのマウンドに上がれたところとか自分自身、充実した1年だった」と感慨深げ。シーズン後には侍ジャパンにも招集されるなど、これまで費やした努力が一気に報われた。

 新人王こそ、同級生の巨人・大勢に譲ったが、タイトルの戴冠も含めて甲乙つけがたい好成績に「新人特別賞」として連盟から特別表彰も受けた。

 来季はチームでもクローザー候補の筆頭格に名前が挙がっており、巨人・大勢とは、セーブの数を競い合う可能性もある。湯浅は「やっぱりクローザーということになれば、セーブ王獲りたいっていう気持ちはもちろん、ありますし、任された場所で」とさらなる飛躍へ向け、思いをはせていた。