14年ぶりに復帰した阪神・岡田彰布監督(64)が秋季練習2日目の25日、全体練習終了後に野手を集めて打撃講座を開講。初日の〝静観〟から一転し、積極的に選手とコミュニケーションをとった。
第2次岡田政権発足にあたり「必ず変わる」と言われていたのがナインへの指導法だ。選手の自主性や判断を尊重する前任者の方針から、首脳陣主導の介入型への変化。就任前はこれに身構えていた選手もいたが、ここまでは好意的に受け止められている。というのも、第三者からも認められる実績を残している者に対しては、一定の配慮をしているからだ。
象徴的なのが、来月の侍ジャパンの強化試合に招集されている中野拓夢内野手(26)、佐藤輝明外野手(23)への対応だろう。中野には出塁率(3割1厘)向上、佐藤輝は打撃フォームのグリップ位置修正の必要性について、評論家時代から指摘してきたが「今のスタイルでそういう評価、(日本代表)候補に選ばれたわけだから」と〝改造〟に待ったをかけている。中途半端な状態で強化試合に送り出しては本人たちが戸惑い、侍ジャパンにも迷惑をかけかねないからだ。
FA有資格者へのスタンスもしかり。権利行使を熟考中の西勇輝(32)と岩貞祐太(31)の2投手に対しても「もう、そら自分たちの権利やから。それをとやかく言う必要はないと思う」と言い、残留要請や直接出馬はなし。これも権利を得るまでの働きや苦労にリスペクトがあるからだろう。
ベテランか若手かを問わず、実績が客観的に評価されている選手に対しては「〝頭ごなし〟はなしよ」が基本スタンス。岡田流の配慮がフィットすれば、チームはより洗練された大人のプロ集団になりそうだ。












