大ベテランを〝再覚醒〟させられるか。全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(33)が、〝斧戦士〟大森隆男(53)とのV2戦(22日、新潟・三条市厚生福祉会館)を前にナルシシズム全開の〝公約〟を掲げた。

 2017年1月以来、約5年9か月ぶりに3冠王座に挑む大森を、ジャイアント馬場さんの生まれ故郷で迎え撃つ。王者として〝ゼンニチ新時代〟のテーマを掲げる宮原は「あの世代がこの流れにどう思っているかですよね。『まだまだ俺がいるんだぞ』っていうのを大森隆男は見せられるのか?」と語った。

 団体の50周年記念大会として行われるタイトル戦で、ただ防衛するだけで終わるつもりはない。最近のマット界は大ベテランの活躍が団体のカンフル剤になるケースも多いとあって、宮原は「全日本でも大森隆男の奮起を待っている人はいるでしょう。だから『オヤジの星になれ』と言いたい。僕が覚醒させます。その上で勝ちますよ」と自己陶酔しながら約束した。

 ただし、今の斧戦士については「現状のポジションに満足しているように見えて仕方ない。キャリアに甘えているんじゃないか。『それでいいんですか?』と言いたい」と厳しく分析。だからこそ、団体活性化のためにもかつて帝王・高山善廣との「ノーフィアー」でプロレス界で暴れまわっていたころの大森を呼び覚まそうというわけだ。

 さらに「大森隆男の奮起を待っている人がいるなら、その人たちも大森の背中を押してあげてほしい」と観客にも挑戦者への声援を求める。そして「当日は馬場さんの生地で戦うわけじゃないですか。だから、大森隆男のセコンドには、ほかにもジャイアント馬場さんを知っている人に就いてくれよって感じです。あの世代の全勢力で俺に向かってほしい」とも続けた。

 相手の潜在能力を引き出した上で勝つ。この困難なミッションを、3冠王者として必ず成し遂げるつもりだ。