悲願の3冠ヘビー級王座初戴冠を狙う全日本プロレスのワイルド戦士・大森隆男(44)が、新兵器となる左のアックスボンバーの解禁を予告した。新王座決定戦(15日、東京・後楽園ホール)で激突する秋山準(44)は、一点集中攻撃のスペシャリスト。右腕が戦闘不能となっても左の斧爆弾で秋山を沈め、王者として元横綱&前3冠王者・曙(45)の復帰を待つ。
チャンピオン・カーニバルを11度目の出場にして初優勝した大森が、さらなる進化を遂げた。
大森は横浜市内の全日本道場で秘策を公開。カーニバル決勝で秋山をも粉砕した右の剛腕を後ろ手にしてテーピングで胴体と固定。ピンポイント攻撃を得意とする秋山に、右腕が使用不能となった想定だ。
そして大森は哀愁仮面・SUSHIが持つミットを目がけ、左の斧爆弾を発射。破壊力は抜群で、実験台となったSUSHIは哀れ、普段の試合後と同様に大の字に。まさに“大どんでん返し”の威力だ。
大森は「右腕が使えなくなっても、左の一発で仕留められる確証を得られた。意識してトレーニングしてる」と胸を張った。本来は右利きながら、歯磨きや食事の際もあえて左を使い、強化に努める毎日だ。
すべては3冠を奪取し“あの男”の帰りを待つため。昨年9月に全日プロに入団し、3冠戦を含むシングル無敗を誇った曙だ。肺炎と不整脈で長期欠場中の曙は、自ら王座を返上。大森は曙とのカーニバル公式戦が消滅し、結果的に黒星をつけられていない。
大森も「コンディションを万全にして、いつでも元気で戻ってきてほしい。当然、俺にとってそこは避けて通れない。横綱のためだけでなくファンの人たちにも示さないといけない」と断言した。誰も止めることができなかった曙を3冠戦で撃破してこそ、真の3冠王者を名乗れる。
7月1日から全日プロは秋山の新会社で再始動する予定だが、大森は「3冠をめぐる戦いは3冠をめぐる戦い」とリングに専念。一切の雑音を遮断し、王道の至宝をつかみ取る。












