巨人は1日のDeNA戦(横浜)に0―1で敗れ、142試合目にしてCS進出の可能性が閉ざされた。

 唯一といっていい希望の光は、ドラフト1位守護神・大勢の〝満点投球〟だった。8回に4番手で登板した高梨が連打と死球で招いた無死満塁の大ピンチ。絶体絶命の場面で登板したのが大勢で、まずは代打・藤田を156キロ直球で3球三振に仕留めると、楠本は内角低めへのフォークで空振り三振。二死までこぎつけ、嶺井もフォークで空を切らせ、三者連続三振でピンチを切り抜けた。

 右の拳を握り、グラブもぶっ叩いて絶叫。感情を爆発させた右腕は9回の攻撃に移ると、ベンチ前でキャッチボールをはじめイニングをまたぐ準備を開始した。あいにく9回も無得点で試合終了となり、〝続投〟は幻に終わったが、圧倒的な投球に敵地をも大いにザワつかせた。

 大勢は「1点も許されない状況でしたし、しっかり抑えて次の攻撃につなげられるように、すべて三振を狙って腕を振りました」と回顧。3三振はすべて狙い通りだったという。

 ルーキーイヤーから守護神に定着し、新人記録まであと1つに迫る36セーブ。敗れはしたが、原監督も「三者連続というのはあるものじゃないでしょうな。ナイスピッチングでした」とたたえた。末恐ろしい男になりそうだ。