第104回全国高校野球選手権大会の準決勝(20日)第1試合は仙台育英(宮城)が聖光学院(福島)に18―4の大勝で東北対決を制し、7年ぶりの決勝進出を決めた。
1点ビハインドの2回にビッグイニングを作った。秋元(3年)の右前打で同点とすると、無死一、三塁から高橋(2年)の左前打で逆転。9番・尾形(2年)も続き、相手先発の小林剛(3年)をKOした。代わったエースの佐山(3年)にも攻撃の手を緩めず、二死満塁から好調の6番・遠藤(3年)の3点適時打が飛び出すなど、打者一巡14人の猛攻で11得点を上げた。その後も追加点を重ねて大量リードを広げ、3投手のリレーで危なげなく逃げ切った。
19安打、18得点の一方的な試合展開に須江監督は「驚いています。こんな展開は1%も想定していなかった」としながらも「甲子園の怖さを改めて感じた。初回に複数失点していたら逆の展開になっていた」。2回の波状攻撃については「ウチはプロに行けるようなパフォーマンスができる選手はいないけど、自分が何に対して練習してきたか、をここ一番で発揮してくれた。つなぐ意識が素晴らしかった」と選手を褒めた。
佐山対策が実った。チームには似たタイプの選手が14人~15人おり「佐山くんはカットボール、スライダー、縦変化。幸いにもウチには140キロ投げる右の選手が複数いる。その子たちが仮想佐山くんみたいな投球をしてくれて練習できた。試合だけでなく、練習や対策にいきてくる」。その結果が佐山から9安打、10得点を奪う大爆発を生んだ。
東北勢悲願の〝白河越え〟に王手をかけたが、指揮官はあえて「まだ白河の関は見えてない。決勝に進出したくらいじゃいけない。一歩一歩目指して最終的にそこに行ければいい」と気を引き締め、冷静に明日を見据えた。












