周囲への影響力は絶大だった――。ソフトバンク・石川柊太投手(30)が「勝負の9月」を前に、後輩から刺激を受け闘志をたぎらせた。
31日に先発するロッテ戦(ペイペイ)に備え、30日は本拠地で投手練習に参加。6勝目を狙う右腕は、いつになく気合十分だった。「昨日の奥村の登板を見て、アイツの1試合にかける覚悟だったり、思いというのは刺激になった。試合の前々日ですかね、その思いというところのイメージだったりを聞いて、ああやって結果を出して刺激になった。1試合にかける思いってところでは、負けられない試合がここら辺から続いてくる。そういう負けない投球ってところを前提に、心を燃やしていきたい」。
29日のロッテ戦(京セラ)でプロ初先発した4年目の奥村政稔投手(30)は2年ぶりの一軍登板だった。妻子持ちで26歳でプロ入りした苦労人は、ようやく巡ってきたチャンスで5回1失点の力投。白星こそ付かなかったが、野球人生を左右する「一発勝負」で意地と根性を見せた。
やるか、やられるかの崖っぷちでこそ真価を試されるプロ野球選手。「あの感じっていうのは自分も…。プレーヤーとしては、自分もそういう経験がありますし。今一度影響されるというか、刺激になっている部分はあります」と語った石川。千賀とともに二枚看板を張る男が、目の色を変えてマウンドに上がる。












