DDTのKO―D無差別級王者・樋口和貞(33)が、ベルトの権威復活に燃えている。

 前王者の遠藤哲哉(31)を迎え撃つV1戦(20日、東京・大田区総合体育館)に向けて「DDTを背負う、引っ張っていくという気持ちに変わりはないし、チャンピオンとして君臨している以上、そこは譲りたくない」と気迫をみなぎらせる。

 同王座は6月12日のサイバーファイトフェスティバルで遠藤がノア・中嶋勝彦に張り手を浴びて失神し、脳振とうによる欠場により返上された。その後「KING OF DDT」を制した樋口が巻いた経緯があるだけに「遠藤哲哉から直接勝ってベルトを取ったわけではないので、そこは白黒つけたい」と完全決着を望む。

 前王者が失神した事実も重く受け止めている。「誰が悪いということではない」と前置きした上で「今まで積み重ねてきたKO―Dの歴史が揺らぎましたよね。でも、それは戦っている以上、仕方ないこと。だからこそ、揺らいだKO―Dの権威を取り戻す戦いでもあると思うんです」と決戦を位置づける。

 2014年11月のデビューから約7年7か月で最高峰王座にたどり着いた。「過去に挑戦して叩き潰されたこともあるし、人生うまくいかないと感じたこともある。今度はチャンピオンの自分がそういうことをやっていかないといけない」。遠藤の〝壁〟として立ちはだかる。