東京女子プロレスのシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」決勝戦(14日、東京・後楽園ホール)は〝魔法少女〟坂崎ユカが、渡辺未詩(22)を下して悲願の初優勝を果たした。

 勝利の女神がついにほほ笑んだ。2013年12月の旗揚げ戦から第一線で活躍しながらも、優勝経験がなく「夏に嫌われてる」と自虐気味に口にしていた坂崎。ここまでプリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子、エースの山下実優を破った渡辺との頂上決戦は意地のぶつかり合いとなった。

 ショルダータックルやボディースラムを受けた坂崎は、蹴り技やダイビングエルボーで応戦。渡辺が得意とするジャイアントスイングを阻止し、そのままブレーンバスターを決めた。

 互いにヒートアップして迎えた終盤、渡辺のティアドロップ(変型顔面砕き)で大ダメージを負った坂崎は、負けじと強烈なエルボーを連打。渡辺もレーザービーム(チョップ)を連発して体力を削り合ったが、最後は回転して顔面からマットに叩きつける坂崎必殺のマジカルメリーゴーランドを決め、20選手の頂点に立った。

 試合後、坂崎は「夏に勝ったぞー!」と涙ながらに喜びを爆発。「9回目の、このトーナメント。どんどん選手層が厚くなって一人ひとりギラギラして。キラキラだけじゃない東京女子を見てもらえたんじゃないかなと思います」と胸を張った。

 そしてトーナメント覇者として王者の中島を呼び出し「もう一回、挑戦してもいい?」と要求。6月12日のサイバーファイトフェスティバルで王座獲得に失敗しているため、控えめの挑戦表明となったが、王者は「私でよければ、このベルトをかけて試合してほしい」と快諾した。

 これで10月9日東京ドームシティホール大会での王座戦が決定。夏を制した魔法少女が、ベルト奪取まで突き進む。