WWEの英ブランド「NXT・UK」が4日(日本時間5日)の「ワールズ・コライド」(フロリダ州オーランド)をもって事実上、終了した。同大会ではNXTとNXT・UKの王座が統一され、NXT王者ブロン・ブレイカーがUK王者タイラー・ベイトを破り統一王者に。女子はNXT王者マンディ・ローズがUK王者の里村明衣子、ブレア・ダベンポートとの三つどもえ戦を制し、女子統一王者となった。

 NXT・UKの活動は来年にスタートする新ブランド「NXTヨーロッパ」に移行されるが、今後はどう展開されていくのか。WWE幹部でクリエーティブ部門責任者の〝ザ・ゲーム〟トリプルHが、英国決戦「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル(CATC)」(3日=日本時間4日)後の記者会見で、こう明かしている。

「長期的な目標としては最終的に、互いに競合することができる製品と世界中の市場にある。ワールドカップ(W杯)のようなタイプのシナリオでロウやスマックダウン(SD)、そしてレッスルマニアにフィードバックされるんだ」
 
「NXTヨーロッパ」の発足を皮切りに、改めて世界中の国々に市場を広げていき、各大陸から才能あるレスラーを発掘。そうしたレスラーたちがロウとSD、頂点の祭典「レッスルマニア」を目指して戦いを繰り広げていく。各国リーグで成績を残した選手が代表になり、最終目標のW杯出場を目指していくサッカーをモデルとしたシステムの構築を計画しているというのだ。

 さらには、英プリンシパリティー・スタジアムに6万2296人を集め、大成功に終わった「CATC」を例に「我々はこの種のイベントを世界中のスタジアムでやりたい。この先、数年間はみんなにとってエキサイティングな発表がたくさんあると思うよ」と自信満々に話した。

〝不倫スキャンダル〟により引退した総帥ビンス・マクマホン氏に代わってトリプルH体制となってからは、解雇や退団した選手が復帰し、紫雷イオがイヨ・スカイと改名しメインロースターの仲間入り、試合時間も長くなるなど、次々に新機軸を打ち出している。ゲームの「W杯構想」は成功するのか。その手腕に注目が集まる。