全日本プロレス期待のルーキー・安齊勇馬(23)が、18日の「50周年記念大会」(東京・日本武道館)でデビューする。故ジャンボ鶴田さん、諏訪魔に続く中大レスリング部出身で、卒業後の今年4月に全日本に入団。同じレスリング出身の大先輩、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)との破格のデビュー戦が用意された逸材が、大舞台を控えた心境を語った。
――デビューが迫った
安齊 とても緊張していますし、ツイッターでデビュー戦のことを発表した時にたくさんの「いいね」やコメントをいただいて。うれしい気持ちもありますが、とにかくプレッシャーを感じています。
――相手は永田だ
安齊 永田さんは、自分がプロレスラーを目指して見ている時は画面の中の人だったので、まさか自分が見ていた人とできるなんて、と光栄に思っています。
――4月から道場での生活がスタートした
安齊 練習が終わってヘトヘトの中で洗濯をしたり、お昼はちゃんこを食べるので井上(凌)さんと作ったり。夜は自由なんですが、その片付けをしたりしていて。小さなことの積み重ねなんですが、それが大変です。
――1月の入団発表時は髪が長かったけど
安齊 そうですね。もともとマッシュっぽかったです。入寮したら坊主にして頑張るという感じで。でも、抵抗はなかったです。野球をしていた時はずっと坊主だったので、また坊主かという感じでした(笑い)。
――逃げ出したいと思ったことは
安齊 練習についていけなくて、できるようになるのかなって不安で、折れそうになったことはありました。ですが、家族に連絡したり、とても応援してくれている大学の同期と電話したりして元気をもらっています。
――なるほど
安齊 厳しい経験を乗り越えた先輩たちにも気持ちを分かってもらえるので、まだ見捨てられてないなと思いますし、頑張れます。同じ部屋の井上さんとはよくコミュニケーションを取りますし、(青柳)亮生さんは先輩だけど、同い年なので話しやすいです。
――目標にしているレスラーは
安齊 ジャンボ鶴田さんですね。中央大学出身のレスラーといえばジャンボ鶴田さんなので。同じ中央大学なのに安齊はダメだなとか思われたらいけないので、頑張らなきゃなと思っています。
――プロレスラーになると決めた際の家族の反応は
安齊 母は全然プロレスを知らなかったので、いきなり「俺、プロレスラー目指すから」って言った時は止められましたね。兄(拳士さん=27)もプロレスラーを目指していたんですが、全然受からなくて。だから「勇馬のことも(プロレスラーになるのは)嫌だけど止めないよ」と言ってくれました。
――家族の存在も大きい
安齊 そうですね。実家に帰ったら応援してくれているので、お礼をしたいなって思っています。「(デビュー戦の)チケット買ったよ」とか連絡もくれたりしているので。兄とはすごい仲がいいので会いたいですし、(プロレスラーになれなかった)兄の分まで頑張っていきたいです。
――今後の目標は
安齊 まずはデビュー戦に集中したいです。ですが、全日本のヘビー級といえば3冠ヘビー級王座なので、いつかはベルトを巻ける選手になりたい。チャンピオン・カーニバルや王道トーナメントに出れることがあれば、優勝を目指していきたいです。
☆あんざい・ゆうま 1999年5月15日生まれ。群馬・安中市出身。中学までは空手、野球、サッカーを経験し前橋西高でレスリングを本格開始。中大では全日本グレコローマン選手権97キロ級5位(2年)、東日本学生選手権でフリー同級優勝(4年)などの実績を残し、中大レスリング部のOB・諏訪魔のスカウトを受け今年4月に全日本に入団。父、母、兄の4人家族。188センチ、105キロ。












