〝ファイナルボス〟ことWWEのNXT・UK女子王者、里村明衣子(42)が〝ザ・ピットブル〟アイビー・ナイル(30)を下し、9度目の防衛に成功した。

 挑戦者のアイビーはザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)が司会を務めた米スポーツエンターテイメント番組の出身で、総合格闘技のトレーニングも積んだ本格派。9日(日本時間10日)に配信されたNXT・UKのメインとなったV9戦では、序盤から激しいグラウンドの攻防を展開すると、里村はコーナーのアイビーに強烈なエルボーを打ち込んだ。さらにサイドスープレックスからグラウンドコブラの猛攻だ。

 アイビーは里村のクロスボディーをキャッチすると、豪快なバックフィリップで反撃。すぐさま里村の背中の上で余裕の腕立て伏せを披露した。里村もダブルニーからキムラロック、蹴りの連打からニールキックとたたみ掛ける波状攻撃に出た。

 挑戦者は延髄斬り、コーナーからの逆DDTでチャンスをつかんだが、里村はオーバーヘッドキックで逆襲。右ハイキック、DDTから側転ニードロップを落とし、デスバレーボムの体勢で担ぎ上げて勝負に出た。

 ここでアイビーは相手の首を自身の背中越しにロックする変型ドラゴンスリーパーで里村を捕獲。王者は苦もんの表情を浮かべたが、ブリッジして体勢を反転し逆転の押さえ込み。そのまま起死回生の3カウントを奪って決着をつけた。

 土壇場で貫録のテクニックを見せつけてV9に成功。昨年6月10日にケイ・リー・レイから同王座を奪って以来、これで丸1年ベルトを守ったことになる。里村は自身のツイッターで「また試合がしたい」などと記しアイビーの健闘をたたえた上で「世界に自分自身は一人しかいません。自分を高めていけばすばらしい出会いがやってくる。さらに行きます」とさらなる高みへ闘志を燃やした。

「この一年で何度防衛しただろう? 41歳でイギリスに移住決断して良かった」とも投稿した〝ファイナルボス〟は、どこまで防衛記録を伸ばすのか。