4日のノア東京・後楽園ホール大会メインで、GHCヘビー級王者・潮﨑豪(38)、清宮海斗(24)、馳浩(59)組と丸藤正道(41)、武藤敬司(58)、田中将斗(47)組の6人タッグマッチが行われた。

 2月12日の東京・日本武道館大会で、GHC王座をかけて対戦する潮﨑と武藤の前哨戦となったこの試合は、「エムズアライアンス」として登場した田中と、1年4か月ぶりの実戦となる馳のノア初参戦という、2つのサプライズで彩られることになった。

 互いに意識し探り合うように試合を運ぶ王者と挑戦者だったが、馳が田中に対し裏投げ、さらにジャイアントスイング17回転でぶん回す姿に潮﨑が発奮。丸藤の延髄虎王、田中のスライディングD、武藤のシャイニングウィザードを耐え抜くと、馳のノーザンライトスープレックスのアシストを得て、ムーンサルトプレスで武藤から3カウントを奪った。

 試合後にはマイクを握った馳から「武藤はあんなもんじゃないから油断するな。期待してるぞ!」との猛ゲキを受けた潮﨑は「この勢いで武道館でも武藤敬司を倒して、ノアをさらに上に突き上げていきます!」と高らかに宣言した。

 敗れた武藤は「ムーンサルトで負けたことねえんだよ…。心に火がついた」とリベンジを誓った。最後に丸藤は「俺がGHCを奪われた秋山準と武道館で俺は組みたい。秋山さん、返答をお待ちしています」と現DDTの秋山準(51)にラブコールを送った。