ノアで新設されるGHC200の初代王座決定トーナメントに出場するYoshiki Inamura(稲村愛輝=33)の鼻息が荒い。

 GHC200は、試合時間200秒の新王座で、トーナメントは8月9、10日の東京・後楽園ホール大会で行われる。1回戦で清宮海斗と対戦する稲村は「ノアの新たなチャレンジに、そのキャプテンを自称しているミーが挑むのは当たり前。ぜひ『ファースト・チャンピオン』になりたい」と腕をぶす。トーナメントでは時間切れが両者失格となるだけに「緊張感のある戦いになるでしょう」と白い歯を見せた。

飯野雄貴から3カウントを奪う稲村愛輝
飯野雄貴から3カウントを奪う稲村愛輝

 だが短時間の戦いはスピードのある選手に有利で、稲村のようなパワーファイターには不利にも思われる。稲村はこれを認めつつも「これはミーのオピニオン(意見)なんですけど、相手がスピードを使って決めようしてくれば、カウンターが取りやすいかなと。カウンターの一撃がキー(カギ)だと思います」。そこで稲村の背中を押すのが、18日の〝野獣〟藤田和之戦で得た新必殺技だ。

 5分1本勝負という限られた時間の中でわずかな隙をつき、相手の巨体をリフトアップ。野獣のビーストボムを継承するかのような一撃で叩きつけて勝利した。この新技について「カウンターで形に入れますし、トーナメントで決め手になると思います」。さらにWWEでの武者修行時代には、3分間で行われる「スピード」の試合にも出場経験があり「一日のロング(長)もありますからね」と胸を張った。

 清宮については「先輩レスラーに対してこう言うのはアレかとも思いますけど、ハートに迷いがある選手に200秒の試合を決める力はないと思う。ここは今のパワーバランスを見せたい」と自信たっぷり。「本人が『1試合目から出直す』と言っているから、ミーとの試合も第1試合でいいですよ」とほほ笑んだ。

 29日の保土ヶ谷大会で稲村は8人タッグ戦に出場し、DIS CHARGEで飯野雄貴を沈めて好調をキープ。このまま初代王者となれるか。