時代の風にあらがえるか。全日本プロレスの3冠ヘビー級王者の宮原健斗(37)が、安齊勇馬(27)を迎えてのV9戦(29日、東京・東京・EBARA WAVEアリーナおおた)への決意を語った。

 2日の立川大会で宮原はタッグマッチで安齊と激突。序盤からリング内外で激しくやり合うも、終盤に安齊のジャンピングニーを2連続でアゴに被弾。試合は味方の本田竜輝が綾部蓮を下して勝利したものの自身はセコンドに肩を借りて退場する屈辱の結果となった。

 これに宮原は「アゴが…。アゴが…」と苦悶の表情。次の前哨戦が行われる9日の後楽園ホール大会に向け「そこでアゴをやり返すぞ…」とつぶやくのだった。その後、アイシングをあてながら取材に応じた王者は、今回の王座戦を「安齊勇馬という〝時代の風〟との戦いってことになるでしょうね」と位置付ける。

 その理由として「リングはもちろん、それ以外でも注目を集めるのはまさに『令和のレスラー代表』と呼ぶにふさわしいから」。実力に加え恋愛リアリティー番組出演で爆発した人気を素直に認めた上で「僕は平成元年生まれなんで。これは『平成VS令和』の戦いですよ。最高のシチュエーションが整ったと思います」と力説だ。

 その上で「どの会社にもああいうスーパールーキーのような若手っていると思うんですよ。そういう若手と対峙している同世代の人たちに僕が戦い、そして勝つ姿を見せたい」と腕をぶす。そして「僕はハラスメントを受けて育った最後の世代。そして彼はそれをまったく受けずに育った世代。ハラスメントを受けて育った人間の強さを見せます!」と時代錯誤に意気込んだ。

 平成の意地か令和のスターか。最後に笑うのはどっちだ。