全日本プロレス16日の新木場大会で「王道トーナメント」の2回戦が行われ、青柳優馬(30)が関本大介に勝って準決勝に駒を進めた。

 昨年まで9年連続で1回戦敗退を続けていた優馬だが、今年は初戦(13日、松本)で斉藤ジュンを撃破してついにジンクスを打ち破ることに成功。この日は、22日の後楽園ホール大会で行われる準決勝進出をかけて関本と対戦した。

 試合は関本のパワー殺法と優馬のテクニックが正面からぶつかる熱戦となる。試合は終盤まで両雄譲らず一進一退の攻防となったが、終盤に優馬が関本を原爆固めで投げて動きを止めることに成功。ここから一気に攻め込み、最後はTHE FOOLで3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った優馬は「あの関本大介に勝ったんだぞ。もう俺が王道トーナメント、優勝だ。残りのトーナメントなんかどうでもいい。もう、トロフィーを持ってこい!」と叫ぶ。もちろんトロフィーは渡されなかったが「斉藤ジュンを倒し関本大介を倒したんだ。もう誰が来ようと俺の敵ではない!」と話して歓声を浴びた。

 そこに、直前の試合でティモシー・サッチャーとの2回戦を制した安齊勇馬が登場だ。この日の結果を受けて22日の東京・後楽園ホールでの準決勝で対戦し、同日行われる優勝決定戦への進出を争うことになった2人はリング上でにらみ合った。そして安齊からは「去年、アナタが俺の横から急にいきなり消えて…。そこからいろいろ経験してさらに強くかっこよくなりましたよ。準決勝、全日本プロレスの強くてかっこいい〝ゆうま〟対決。みなさん、俺だけ、見ていてください」と呼びかけられた。

 昨冬の世界最強タッグ決定リーグ戦で安齊と出場予定だった優馬だが、開幕前に免許失効状態で交通事故を起こす不祥事でタッグ解消を余儀なくされただけに、安齊からは「準決勝、アンタに勝って、アンタに言いたいこと全部言って、俺が優勝する」と突きつけられる。これに優馬は「気まずい…」と思わずつぶやくも「俺も安齊勇馬をボコボコにして動けなくして、言いたいことをぶちまけてやる!」と叫ぶのだった。