米国・WWE真夏の祭典「サマースラム」初日(1日=日本時間2日、ミネソタ州ミネアポリス)で、〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、女子世界王者リブ・モーガンに挑戦。大激戦の末に惜しくも王座奪回ならなかった。

 6・27PLEサウジアラビア大会の「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメント決勝でリブを下し日本人初V。快挙達成の勢いそのままにリブの王座に挑戦表明し、真夏の祭典でベルトをかけての再戦が決まった。イヨは昨年7月に、キャッシュインしたナオミに女子世界王座を奪われており、自身のXでは約1年ぶりとなる同王座返り咲きへ「誰の期待も裏切らない。今日、私は再びチャンピオンになります!!!」と誓っていた。

 一方のリブは今年4月にステファニー・バッケルから同王座を奪いながら、8月まで一度も防衛戦を戦っていない。ベルトを守るためならどんな手段でも使う王者に対し、イヨは鋭い動きからドロップキックで吹っ飛ばす。だが、王者も故エディ・ゲレロさんの得意技スリーアミーゴス(3連続ブレーンバスター)を発射し、譲らない。大観衆は序盤からイヨに大声援を送り、これに押された逸女もリブと激しい攻防を繰り広げる。

リブ・モーガン(右)にドロップキックを叩き込むイヨ・スカイ©WWE
リブ・モーガン(右)にドロップキックを叩き込むイヨ・スカイ©WWE

 イヨがコーナー上段でムーンサルト弾の体勢に入ったところで、リブの仲間で「ザ・ジャッジメント・デイ」の女子インターコンチネンタル王者ラケル・ロドリゲスとロクサーヌ・ペレスが無法介入。イヨはエプロンのラケルからチョークスラムで叩きつけられる。それでもイヨはコーナーポストの上からムーンサルトアタックを放ち、場外のラケルとロクサーヌをまとめて片づけてみせた。さらにコーナーに上がった王者に組みついて、雪崩式スパニッシュフライだ。

狡猾にベルトを守ったリブ・モーガン©WWE
狡猾にベルトを守ったリブ・モーガン©WWE

 ところが、こん身の大技にも3カウントは奪えない。イヨはおきて破りのオブリビオン(ロープを使った変型DDT)でリブをマットに打ちつけるも、カウント2ではね返された。しぶとい王者にはムーンサルト弾をかわされ、ヒザを痛める。続けてコーナから飛んでの飛びつき式コードブレイカーを浴びるも、勝負をかけてエプロン上でジャーマンからメテオラの猛攻。鉄柱にもたれたリブの顔面に両ヒザをぶち込んだが、イヨもコーナーポストに激突して再度ヒザにダメージを負ってしまう。

 何とかとどめのムーンサルトプレスを放つが、リブにヒザで迎撃される。リブの必殺技オブリビオンには、ヘッドスプリングで脱出する離れ業。ところがヒザの影響からかすぐには反撃できず、振り向いたところにコードブレイカーが直撃。最後はオブリビオンを完璧な形で決められ、3カウントを奪われた。

 ベルト奪回こそならなかったものの、イヨの人気、実力はすでに世界王者クラスだと証明した一戦でもあった。

「WWEサマースラム2026」はABEMAにて中継された。