米国・WWE真夏の祭典「サマースラム」2日目(2日=日本時間3日、ミネソタ州ミネアポリス・USバンクスタジアム)は、驚きの連続で大いに盛り上がった。
この日のオープニングはフィン・ベイラーvsサミ・ゼインの統一WWE王座挑戦者決定戦だったが、前日グンターに敗れスマックダウンのGMに復帰したニック・オールディスがグンターの追加出場を決定。もう一人の追加選手として発表したのが、ケビン・オーエンズ(42)だった。
オーエンズは昨年3月に首を負傷。同4月の祭典「レッスルマニア41」のランディ・オートン戦を欠場することになり、以降は無期限の欠場を続けていた。同大会を放送した「ABEMA」の日本語中継では「選手生命に関わる大きな手術を受けた」と紹介されるほど重傷だったが、サプライズ復帰を果たした。
フェイタル4WAY戦となった挑戦者決定戦でも序盤から積極的に動き回り、得意のスタナー、スワントーンボムを復帰前と変わりなく発射。約1年5か月ぶりの試合にもかかわず、エンジン全開となる。最後は同郷カナダの親友ゼインをスーパーキックからスタナーで切って捨て、3カウントと挑戦権を奪った。
大会後のポストショーでオーエンズは、ドクターから復帰の許可が下りたのは数週間前で、支えてくれた家族、友人、WWE医療スタッフ、首の
負傷で引退した解説者のビッグEらに感謝の意を示した。今後は何かと因縁のある統一WWE王者CMパンクに挑戦する。
笑みを交えつつ「俺は中途半端に復帰したんじゃない。医療スタッフ、家族、外科医からも『気をつけてくれ』と言われたよ。でも俺は絶対に気をつけたりしない。いつも通りすべてを出し切るよ。2年で終わるならそれでいい。その2年をめちゃくちゃ楽しもうぜ」と話し、悲壮な覚悟を披露していた。
男子インターコンチネンタル(IC)王者ペンタvsチャド・ゲイブルの王座戦は、ゲイブルがアンクルロックでタップを奪って快勝。地元のミネアポリスで初のシングルメジャー王座を手にした。ペンタからIC王座を奪えず打倒ルチャのため、怪覆面「エル・グランデ・アメリカーノ」に変身。ところが欠場中に2代目が出現し、5月のAAA大会で2代目とマスク剥ぎマッチを闘い、歴史的な名勝負に。敗れて素顔をさらしたが、世界中のプロレスファンにその名を知らしめた。この日も家族をリングに上げて、AAA大会と同じようにマイクで自己紹介。生まれ変わった姿を世界中に発信していた。
また男子US王座戦は、WWEに復帰したばかりのバロン・コービンが、人気者の王者トリック・ウィリアムスをエンドオブデイズで撃破。大方の予想に反して新王者となった。














