いい加減、対策してくれ――。巨人は5日のロッテ戦(東京ドーム)に4―10で敗れ、連勝が3でストップ。交流戦成績は6勝6敗の五分となった。そんななか新助っ人アダム・ウォーカー外野手(30)はこの日も初回に12号ソロを放つなど、6戦4発と好調を維持。パ相手に急成長を見せる助っ人に、セ球団からは悲鳴が上がっている。

 先発の2年目・山崎伊が踏ん張れず、3回途中3失点でKO。3点を追う5回に4番・岡本和にリーグ単独トップの17号2ランが飛び出したが、8回に救援陣がつかまり万事休す。今季ワーストとなる1試合5被弾での完敗となった。

 原監督は「先発ピッチャーがね、なかなかゲームをつくれないとこういう…全員がリリーフがいいというゲームはなかなか難しいことでね」と敗因がハッキリしているだけに、サバサバと振り返った。

 それでも「2番・左翼」で出場したウォーカーは、初回に12号ソロを放つなど絶好調。ここ6戦4発と本塁打量産態勢に入っており、4日に規定打席に到達した打率でも3割1分2厘でリーグ2位に浮上した。

 交流戦は47打数17安打、打率3割6分2厘、4本塁打、9打点と手がつけられない状態。躍動する助っ人にセのライバル球団からは「パ・リーグは本当にウォーカー対策をしているのか? あまりにも気持ちよく打たれすぎている」と悲鳴が上がったほどだ。

 セ球団から見ればパ球団はウォーカーを攻めあぐねているように映るという。「ウチではもうウォーカーはしっかりと研究できている。リーグ戦が再開すれば各球団ともそう簡単には打たせないだろうけど、好成績に気を良くしてこれまでは穴だった部分がなくなる可能性もある。これ以上、成長させるのは本当にカンベンしてほしい」(前出のセ球団関係者)

 実際、交流戦開始前のウォーカーは打率2割9分5厘、8本塁打とここまでの爆発力は見せていなかった。日を追うごとに日本の野球にアジャストしてきているのは明白だ。

 本人も「ジャパニーズドリーム」実現に向け努力を重ねている。米独立リーグ出身で推定年俸3400万円の〝格安助っ人〟は連日、早出練習に参加。「いつもどんな打席でも(バットの)芯に当てること、そしてたくさんヒットを打ってチームに貢献することを心掛けている」と話すウォーカーが、残り6試合の交流戦でどこまで数字を上げられるか楽しみになってきた。