体操のNHK杯・男子個人総合が15日、東京体育館で行われ、東京五輪2冠の橋本大輝(20=順大)がミスを多発しながらも全日本選手権との合計257・693点で連覇を達成した。

 苦しい戦いだった。大会前から全身に痛みを感じるなどコンディション不足は明白。この日はつり輪、跳馬、平行棒で14点台をマークしたが、あん馬で1度、鉄棒では2度も落下してしまった。五輪金メダリストらしからぬ内容だったが、全日本選手権(174・161点)の〝貯金〟を生かして何とか逃げ切った。

 会場内の優勝インタビューでは「とても不甲斐ない試合」と悔しさをのぞかせつつも、連覇には「このコンディションで難しかったけど、やりきれたのは今後の経験になる」と自分を褒めていた。

 今大会は世界選手権代表選考を兼ねているが、東京五輪個人総合&種目別鉄棒で金メダルの橋本はすでに代表内定していた。なお、2位の神本雄也(コナミスポーツ)、3位の土井陵輔(日体大)が代表となった。