結果で恩返しを――。体操女子の宮田笙子(21=順大)は全日本選手権(4月)で6位、NHK杯(5月)では8位に終わり、アジア大会(9月開幕、愛知)と世界選手権(10月開幕、オランダ)の代表入りを逃した。悔しさを味わった元女王は、休息を挟んでリスタートを切った。
全日本選手権、NHK杯はともに不完全燃焼で幕切れ。2028年ロサンゼルス五輪を見据える上で手痛い結果となったが、歩みを止めることはない。取材に対して「1回落ち着く時間ができた。NHK杯が終わってからは休んだりもしたけど、休んだおかげで逆にいろいろと前向きになれている」と語った。
2年後の大舞台を目指すにあたり、全力を出し続けるのは心身ともに負担が大きい。20代を迎え「やっぱり毎年頑張るというのは難しい。だんだん上げていきたい」。だからこそ、今は充電期間と捉えている。「これからしっかり構成を組み立てていきたい。しっかり技を戻して、また代表の争いで戦えるところまで持っていきたい。ここから半年ぐらいがすごい大事な練習になる。夏の試合でまずはちょっとでもDスコア(演技価値点)を攻めた演技ができるようにやっていきたい」と展望を口にした。
一時は引退を考えながらも、体操を続ける道を選んだ。「五輪が最終目標ではないけど、やっぱり出てほしいと思ってくれる人もたくさんいる。それはみんなの期待もあるし、自分の希望でもある」ときっぱり。
周囲の支えを実感したことで「この数年は演技だけじゃなくて、たくさんの部分で成長させてもらえた。それを見せたいというか、最終的には演技だが、自分らしさをこれからも崩さずに、みんなに必要とされる存在でありたい」と強い気持ちが芽生えた。
ロサンゼルス五輪は、チームとして団体総合での金メダルを目標に設定している。「本当に今のメンバーもすごく強い。自分もこの1年、2年でしっかり上げていって、金メダルに向けてしっかり貢献できる、ミスのない演技ができるように仕上げていきたい」。
残された時間を有効活用し、新たな歴史を刻むワンピースとなる。












