年長者が活躍する意義とは――。体操の女子代表が6日に都内で強化合宿を公開し、杉原愛子(25=TRyAS)は「合宿が始まる前に、日本代表としての自覚を持たないとあかんなと再確認した」と気を引き締めた。

 代表最年長の杉原は、5月のNHK杯で10年ぶり2度目の優勝。男女を通じて大会史上最長ブランクVを成し遂げ、個人総合代表に入った杉原には多くのメッセージが届いたという。「すてきなコメントや、逆に自分が勇気をもらえるようなコメントもいただいた。インスタグラムは300くらいで、その他にもDM(ダイレクトメッセージ)やX、YouTubeなども合わせたら500くらいかな」と明かした。

 杉原の快挙は、女子体操界全体にとってプラスに働くとの見方もある。体操関係者は「やっぱり女子の体操選手は、男子に比べて競技寿命が短い傾向がある。それだけに杉原選手が20代中盤という年齢でも勝ったことで、年齢を重ねてもやれるんだと、他の選手の希望にもなるのでは」と指摘。昨年のパリ五輪は代表選手が全員10代だったが、20代でもトップで戦えることを改めて証明した。

 直近の国際大会は12日開幕のアジア選手権(韓国)となる。杉原は「キャプテンが誰とは言われていないけど、一番上だから引っ張っていけるように。しっかりその役割を果たしたい」と気合十分。豊富な経験値を生かし、団体総合金メダルのキーマンに名乗りを上げる。