体操女子で五輪2大会代表の杉原愛子(TRyAS)が、2028年ロサンゼルス五輪への〝考え〟を明かした。
世界選手権(10月、インドネシア・ジャカルタ)の代表選考会を兼ねたNHK杯2日目(17日、東京体育館)では、最終種目の床運動で全体1位の13・933点を記録。2位だった4月の全日本選手権の得点と合わせて162.163点をマークし、10年ぶり2度目の優勝を果たした。6年ぶりの世界選手権代表にも決まった杉原は「大好きな体操を楽しみながら、納得するいい演技ができた。プラス全日本の課題が今回はしっかりクリアできたので、自信につながった」と満面の笑みを浮かべた。
22年に一度は現役を退くも、23年に再び競技の世界に戻ってきた。「一区切りしてから復帰するにあたって、詰めて詰めて練習するのは結構体的にも、精神的にもつらい部分が多い」と振り返るが、大きな壁を乗り越えたことに意味がある。「いい意味で1回休めるということも、休むことの勇気も大切だということを、私の今回の優勝はそういった意味もつながっているのかな」と神妙に語った。
杉原は団体で16年リオデジャネイロ五輪4位、21年東京五輪5位入賞に貢献。世界の舞台を知る選手として、ロサンゼルス五輪に向けた期待も高まる。しかし、当の本人は「正直今は考えていない。やっぱり1個1個、1年1年、目の前にある試合を目標にしてやっていきたい。そこに向かうまでの過程の大変さ、苦しさ、もちろんうれしいことも楽しいこともあるけど、その大変さを知っているからこそ、簡単には言えない」と率直な思いを口にした。
ただ、直近の世界選手権には全力投球の構え。「感謝の気持ちを忘れず、大好きな体操を楽しみながら頑張っていきたい」。ベテランの領域に突入した25歳は、体操のメジャースポーツ化を目指して走り続ける。












