体操の全日本個人総合選手権(群馬・高崎アリーナ)を制した15歳の西山実沙(なんばク)が、2028年ロサンゼルス五輪への思いを明かした。

 予選首位で迎えた18日の女子決勝は、跳馬と段違い平行棒で全体1位の得点をマーク。平均台は全体10位も、最後の床運動をまとめて合計110・332点で初優勝を果たした。順位確定後に涙を見せた新星は「去年から優勝を目指して練習してきたので、うれしい気持ちでいっぱい。ラストの床に行く前は、点数ではなく、楽しむ気持ちで挑んだ」と初々しい表情を浮かべた。

 24年パリ五輪には、同じチームの中村遥香が出場。パリ五輪前までは五輪を強く意識することはなかったが「同じクラブの中村選手が出て、その空気を味わってきた。その話を聞いて、自分もこの舞台に立ちたいと思った」。五輪特有の空気感に関する話などを通じ「この舞台に行って、その空気を味わいたい」と闘争心が芽生えた。

 ロサンゼルス五輪を見据える上で、世界選手権(10月、オランダ)の舞台は経験したいところ。次戦は世界選手権などの最終選考会を兼ねたNHK杯(5月、東京体育館)だ。「世界の試合に行きたいので、NHK杯もミスなくできるように、あと1か月間練習して優勝できるように頑張りたい」と決意を口にした。

 ロサンゼルス五輪では「団体のメダルに貢献できるようになりたい」との思いを描いている。目標の実現へ、まずは2冠で自信を深めたいところだ。