ノアのGHCナショナル王者・船木誠勝(53)が、サイモン・ゴッチ(39)とのV3戦(30日、東京・両国国技館)へ気勢を上げた。

 27日の調印式でサイモンは、取り出した人形を机に置くと思い切り拳を叩きつける。そして「これがコメントだ!」と興奮した様子で言い放った。

 対照的に落ち着いた様子の船木は「自分は人形じゃないんで。来たらやります」と王者の余裕を見せた。

 米WWEにも参戦したサイモン・ゴッチの「ゴッチ」は、船木の師匠である〝神様〟ことカール・ゴッチから拝借したもの。それについて船木は「ゴッチの名前を聞くと、苦しい、痛い、怖い、その感覚がよみがえる」と表情を曇らせる。

 ゴッチは厳しいトレーニングを課すことで知られており、若手時代の船木も洗礼を浴びたようだ。

 さらに「最近はその感覚がなくなって思い出さなくなったが、名前を聞いて思い出した。当時、つらいときの感覚は体に残っている」としつつも「15年ぶりに背筋がピシっとなった。ゴッチさんが見ている気持ちで戦う」と体中から緊張感を漂わせた。

 天国の師匠に勝利を届けることができるか。