体操の全日本選手権(東京体育館)は女子個人総合で笠原有彩(17=レジックスポーツ)が9年ぶりの高校生Vを果たし、男子では新エースの橋本大輝(20=順大)が連覇を達成。新興勢力の活躍が目立ち、まさしく世代交代を象徴する大会となった。
今回は2024年パリ五輪に向けた新ルールが適用。日本体操協会の水鳥寿思強化本部長は「一番大きかったのは、つり輪の姿勢で新しい減点(の項目)ができたこと。鉄棒はひねりの角度の減点も厳しくなった。より正確に技を実施できるか?の目線が厳しくなった印象がある」と振り返り、今まで以上に「玄人好み」の演技をする選手が上位に来たと分析した。
一方、高橋孝徳審判本部長は「ルール改定に対応しようとした演技をみんな作ってきてはいた」と感想を語った上で「完全には仕上がりきれていなかった。これはルール改定の時によく起きることです」と指摘。さらに、大会を総括する中で高橋本部長は「着地」にも着目した。
「着地の先取りという言葉がありますが、ただ着地を止めるだけではなく、きちんと準備をして止めた選手たちが点を取れていたと思います」
この現象を踏まえ、優勝した橋本について「しっかりと着地準備をした上で止めにきていた。そこまで目指せる余裕があったのだと思いますね」と高評価。審判目線から見ても、パリ五輪連覇へ順調のようだ。












