新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者SANADA(34)が、団体内の常識を打ち破るプランを明かした。旗揚げ50周年イヤーに迎える春のトーナメント「NEW JAPAN CUP(NJC)」(3月2日、東京・日本武道館で開幕)は全48選手がエントリー。US王者として出陣のSANADAは、優勝した暁にはIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)を挑戦者に指名する意向だ。
SANADAは19日の札幌大会で棚橋弘至を撃破。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」に加入した2016年4月から約5年10か月もの歳月を経て、悲願の新日マット初シングル王座を手に入れた。
「不器用ですから…。長かったですね。チャンピオンになることってすごく大事だなと思いました。周りの見方も変わるし、立ち居振る舞いも自然と変わるので」と早くも自覚が芽生えている。
米国での展開を見据えて創設されたUS王座は、コロナ禍の影響もあり理想の活動は困難な状況だ。だが「USベルトのイメージがないんですよね。それは逆に自分のチャンスなのかなと思ってます。そういえば俺(安室奈美恵の)『Chase the Chance』が好きで毎日聴いてるんですよ」と聞いてもいないことを語りながら、新たな王者像を築くことを決意した。
「確かにIWGP世界ヘビーはすごい戦いはしてますけど、すごい戦いにはマンネリがつきものだし、それがモロに出てますよね。マンネリを打破する存在になりたい」
その最大のチャンスがNJCで訪れた。今年のトーナメントは過去最多の48選手がエントリーし、大会史上初めて団体最高峰王者の出場が実現する。1回戦はシードのSANADAは2回戦(3月12日、愛知)からの登場。ここでUS王者が優勝を果たせば、IWGP世界王者のオカダと立場を逆転させることができる。
ただし、それだけでは終わらない。「オカダさんも出てるわけだから、この48人の中で一番になったら発言権も俺が一番になるわけですよね。だから、オカダさんにUSベルトに挑戦してもらいます。これが今、一番刺激になるし、俺の理想ですよね」。IWGP世界王者を挑戦者に指名すれば、US王者としてこれ以上痛快なことはない。
ついに殻を破ったSANADAにとって、今年は勝負の年。メモリアルイヤーで一気に飛躍を遂げる。












