思わず感極まった。全国都道府県対抗女子駅伝(16日、たけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)の9区で青森の福士加代子(39=ワコール)が駅伝ラストレースに挑んだ。
10回目の都大路は特別なものになった。生まれ故郷の青森で出走した福士は25位でタスキを受けると、終盤は涙を浮かべながら力走。競技場に入ってからは関係者のみのスタンドに手を振り、28位でゴールテープを切った。
今月30日の大阪ハーフマラソンでの現役引退を表明している福士。レース後には「3人も抜かれて本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しながらも「今回の応援はみんなありがとうって言われるのが多くて、何か違う意味なのか、前の優勝のとき、京都で走ったときもありがとうってあったが、今日はね、ものすごく温かいありがとうで、あ、本当に終わるんだなという感じがしました」と感慨深げに語った。
福士は2004年アテネ、08年北京、12年ロンドンと3大会連続でトラック種目に出場。16年リオ五輪ではマラソンで大舞台を走った。最後には「後半になって何で私、ありがとうって言われているんだろうって、やべえな、何かやってきてよかったなと思った。今日の応援が温かくて、それに応えられない自分の体がもどかしかったので(ハーフマラソンに向けて)練習します」と福士節で締めくくった。











