今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが15日に都内で開かれ、オリックスの宮城大弥投手(20)がパ・リーグ新人王に選ばれた。

 宮城は興南高(沖縄)からドラフト1位で入団して2年目。今季23試合に登板して13勝4敗、防御率2・51の好成績でチームの25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。開幕前にここまで活躍するイメージは湧かなかったそうだが「いろんな方々に褒めてもらったり、ちょっとしたきっかけが自信につながったと思います」と振り返った。

 来季のテーマとしてメンタル面のコントロール術を考えている。「気持ちの切り替えや考え方の工夫をしていければいい方向に進むと思う」と話す。長いシーズン、当然ながら打たれる試合もある。ひとたびマウンドに上がれば堂々たる投球を見せていた左腕も、悪かった日の後は「3日間くらい引きずって野球が嫌になることもあった」。

 気晴らしにユーチューブを見て野球のことを忘れようとしても、次の日にユニホームを着ると思い出してしまっていた。そんな今季の反省を踏まえて「そういう悩んでいる時間がもったいない。次にどう投げるかを考えたほうがいい」との結論に至ったようだ。

 投手タイトルを総なめにしてリーグMVPにも輝いたエース・山本に一矢報いることが来季の目標だ。「由伸さんから一個でも(タイトルを)取れたら、ちょっとおちょくれるので、それを狙っていきたいと思っています」と笑みを浮かべた。