体操の世界選手権(24日、北九州市立総合体育館)の男子種目別「鉄棒」の決勝が行われ、東京五輪個人総合&鉄棒金メダルの橋本大輝(20=順大)が15・066点をマークして銀メダルを獲得。今大会は個人総合銀メダルに続く2つ目のメダルとなった。

 一方、ロンドン&リオ五輪個人総合連覇の内村航平(32=ジョイカル)は14・600点で6位となり、表彰台を逃した。大会前から注目を集めた〝新旧王者対決〟は体操ニッポンの新エース・橋本に軍配が上がった。

 数々の栄光を手にしてきたキング。冒頭のH難度のブレトシュナイダー(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)、カッシーナ、コールマンと離れ技を決め、誰よりもこだわり続けてきた着地をピタッと止めてみせた。大声援を浴びたキングはガッツポーズ。会場に手を振って応え、橋本と抱き合ってたたえ合った。

 試合後、体操ニッポンの新エースに対し、内村は「大輝はもう僕の助言もいらないレベル。結果は満足するものではなかったと思いますけど、日本の伝統の美しい体操、正確な体操をすごく表現してくれた」と大絶賛。さらに「結果以上のものを北九州の体育館で出してくれたと思う。非常に今後が楽しみだと思います」と話した。

 王者の〝バトン〟を渡された橋本は「前に内村さんが演技したので、ちょっと恐縮してしまった」と言いつつ「小さい頃からの憧れ。短い時間でしたが、貴重な時間を過ごすことができて本当に航平さんには感謝しかないです」としみじみ語った。