レッドソックスと契約延長した守護神アロルディス・チャプマン投手(37)は1日(日本時間2日)に本拠地ボストンでのガーディアンズ戦前に記者会見を行い、「チームとチームメートに素晴らしい雰囲気があると感じているし、ファン、チームメイト、コーチ陣、メディカルスタッフにも恵まれている。私にとって簡単な決断」と話した。

 今季年俸は1075万ドル(約15億8000万円)で、ボストン・グローブ紙によると、今回の契約延長で100万ドル(約1億4700万円)のボーナスを受け取り、来季は1200万ドル(約17億6600万円)、39歳になる27年は1300万ドル(約19億1000万円)の相互オプションが付くという。

 今でもストレート、シンカーが100マイル(約160・9キロ)超を計測する左腕はここ(ボストン)にずっと居たい」と話すが、その決断には父フアンさんが、そもそも大のレッドソックスファンだったことも大きく影響したようだ。

 2009年に米国へ亡命したチャプマンは「私がキューバに居た時もそうだったが、父は(テレビでメジャーリーグを)見る術を持っていなかった。だから今、(後に亡命した)父がここで試合を楽しんでいる意味はすごく大きい。今、(家族と)一緒に居られることはとても幸せだ」としみじみと語った。

 この日は6―4の9回に大きな拍手、歓声を浴びながら登板。打者3人をわずか5球で三者凡退に打ち取り、28セーブ目をマークした。今季は59試合に登板し、54回で77三振と奪三振マシンぶりは健在。防御率1・00、被打率1割1分5厘、WHIP(1イニング当たりに許す走者数)0・65、ストライク率70パーセントはいずれもキャリア最高をマークしている。

 特筆すべきは7月23日のパイレーツ戦で1失点して以降、16試合、13回2/3を無安打無失点、17三振4四球と無双状態。8月は11回で1四球のみ。ワイルドカード争いで圏内の2位に付けているチームにとって間違いなくポストシーズン進出の切り札だ。