阪神は、24日のヤクルト戦(神宮)に8―1で快勝。優勝マジックを2減らして16とした。

 主砲の目覚めの一発が飛び出した。1点リードで迎えた4回、先頭で打席を迎えた佐藤輝明内野手(26)が、燕先発・奥川の初球の129キロのスライダーを完璧に捉えた。

 高々と舞い上がった打球は右翼席に突き刺さる32号ソロ。ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチでは首脳陣とナインからハイタッチで迎えられた。「初球からいいスイングができました。しっかり積極的にというのは思ってます」とうなずいた。

 前日(23日)は5打数4三振。2回の第1打席でも見逃し三振に倒れ、今季ワーストタイの17打席連続無安打と沈黙が続いていた。それでも、豪快な一発で久しぶりのHランプをともした虎の背番号8は、8回にも二死二塁の好機で3番手・石原から右前適時を放ち、マルチ安打を記録。

 試合後は「悪いなりには修正できているのかなと思います」と振り返り、藤川球児監督(45)も「1本出たのは本人にとってもよかったのかもしれないし、得点が入るのはいいことですね」と話した。

 ここまでリーグダントツの32本塁打、78打点をマークする頼れる主砲。2年ぶりのV奪還に向けて完全復活となるか。