パドレスは20日(日本時間21日)、本拠地サンディエゴでのジャイアンツ戦に8―1で快勝。同地区の首位を走るドジャースが敗れたため、再び1ゲーム差に詰め寄った。

 22日(同23日)からは同じペトコ・パークにドジャースを迎えて今季最後の直接対決3連戦に臨むが、前日19日(同20日)の試合中に起きた〝制圧劇〟が波紋を広げている。

 4点リードの8回に子供がグラウンド内に侵入し、試合は中断。右翼を守るタティスの近くを走り回り、駆けつけた警備員の一人が捕まえると、もう1人が走り込んだ勢いのままタックルを仕掛け、3人の大人に挟まれる形で引きずり倒された。そのままグラウンド外につまみ出されたが、マウンドでその様子を見守っていた救援右腕のアダムは痛々しそうな表情を浮かべ、客席からはブーイングが沸き起こった。

 さらに、9回には別のファンがまたしてもタティスが守る右翼方向へダッシュで走り、警備員に取り押さえられて連行された。米紙「ニューヨークポスト」はこの日、「パドレスのセキュリティーはこの若者を未成年者として扱わなかった。観客からブーイングを浴びる厳しい教訓を学んだ」と伝えたが、警備員を擁護する球界OBの投稿も伝えた。

 オリオールズなどでプレーし、MLB通算1939安打、282本塁打をマークし、2021年までオリックスに在籍したアダム・ジョーンズ氏(40)は自身のXにこうつづっている。

「フィールドを走る者は1万ドルの罰金、またはそれ以上の処分を受けるべきだ。野球にはそのような行為をする余地はない。これはセキュリティーを無視した子供じみた行為。私はその親に罰金を科すだろう。(試合中の侵入は)受け入れられず、危険な行為だ。皆さんが何を言おうが、選手たちはファンが何を考えているのか分からない」

 地区優勝の行方を占う大一番では、何のトラブルもなく試合が進めばいいが…。