ドジャースの大谷翔平投手(31)は20日(日本時間21日)に敵地デンバーでのロッキーズ戦に「1番・投手兼DH」で先発し、4回を投げ、9安打5失点、3三振無四球で今季初黒星を喫した。打者20人に66球で防御率4・61。打者では2打数1安打で打率2割8分5厘。チームは3―8で敗れた。

 メジャー通算1000試合出場を今季初勝利で飾ることはできなかった。初回は先頭フリーマンをカウント2―2からの5球目、内角低めの86・5マイル(約139・2キロ)のスイーパーで見逃し三振を奪うなど10球で三者凡退。

 2回は先頭ベックに右前打されると一死後、モニアクが中前打、続くドイルの左翼線への適時二塁打で1点を先制され、なおも一死一、三塁。アルシアに右犠飛を打たれ、0―2とされた。

 3回は三者凡退に抑え、立ち直ったかと思えたが、4回に連打を浴びた。先頭ベックに右前打されると続くバナブルの左翼線二塁打に左翼手コンフォートの送球エラーがからんで3点目を失った。その後一死二、三塁でアルシアの打球速度93・7マイル(約150・8キロ)のライナーが右足付近を直撃し、一塁側のファウルゾーンへ転がった。球場が騒然とする中、大谷はボールを捕球する執念を見せたが、0―4。マウンドを訪れたロバーツ監督らと話し合って続投するも二死一、三塁でフリーマンに右前打され、5点目を失った。この回を投げ終えて降板。またしても5回を投げ切ることはできなかった。被安打9は21年9月10日、23年6月2日のともに敵地アストロズ戦に並び、メジャー自己ワーストタイだ。

 この日は最速99・1マイル(約159・5キロ)で100マイル(約160・9キロ)超は1球もなく、平均97マイル(約156・1キロ)は今季の平均98・2マイル(約158キロ)を1・2マイル(約1・9キロ)下回り、今季最も遅かった。

 また、配球面でも〝異変〟が。今季、45・3パーセントのフォーシームは9球で14パーセントにとどまった。一方、スイーパー20球とスライダー15球で計53パーセント。今季6球しか投げていないカーブを5球投げた。結果的にロッキーズ打線に変化球を狙われた。意識した組み立てなのか、気になるところだ。

 打者では初回に初球の真ん中のチェンジアップを捉えて、右翼線二塁打。3回一死一塁は外角高めのチェンジアップにタイミングを外されて中飛。5回二死一塁は四球で歩き。1―6の8回先頭は代打を送られ、退いた。点差も開き、大事をとったのだろうが、右足の状態が心配だ。

 チームは地区最下位のロッキーズに1勝2敗。21日(同22日)4戦目は負けられないが、大谷は休養の予定だ。チーム一丸で勝ち切るしかない。