第107回全国高校野球選手権大会の第2日第1試合(6日、甲子園)は、仙台育英(宮城)が鳥取城北を5―0で下した。須江航監督は、「1度流れが止まると再開させるのは難しい。途切れたものがまた動き始めるのは労力が必要なので、よく頑張ったなと思います」とナインをたたえた。

 両校無得点で迎えた4回に打線が爆発。先頭・土屋(3年)から3連打で先制点を奪うと、スクイズや適時打も飛び出して一挙4得点。指揮官は、「打順2巡目からうまく対応してくれたし、頼もしい限りですが勝敗は時の運だったなと。点差ほどの実力差は全くなかったですし、鳥取城北はみんないい投手でした」と相手投手をたたえながら振り返った。
 
 さらに5回には今大会2試合目にして早くも聖地にアーチが描かれた。2番でスタメンに起用された背番号16の原亜佑久外野手(3年)が初球の変化球を完璧に捉えた。打球は右中間に突き刺さる大会1号ソロ。笑顔で右手を突き上げ、ダイヤモンドを一周した。

 須江監督も「ホームランバッターではなくて、足を生かした攻撃ができる選手。甲子園だからホームランが出たんでしょうね。持っているもの以上のものが出ると言い続けてきたことを体現してくれた」と目を細めた。
 
 投げては先発のエース左腕・吉川陽大投手(3年)が9回129球を投げ切り、5安打無失点の好投。投打がかみ合い、2年ぶりの甲子園で初戦を突破した。