阪神が15日のDeNA戦(横浜)で0―1の零封負け。打線は何度も得点圏に走者を置きながら一打が出ず、投手陣の好投に応えられなかった。直近4試合で4得点の貧打ぶりではあるものの、2勝1敗1分けでしのぎ、2位・広島に0・5ゲーム差で首位をキープしている。
試合後の藤川球児監督(44)は「まあ、野球ですから。相手も素晴らしいチームなんで」と表情を崩さなかった。この日の試合内容で責める選手はいない。「別に何も悪くない」という言葉に思いが込められていた。
勝負を分けたのは0―0で迎えた8回だった。4番手の及川が簡単に二死を奪ったが、代打・九鬼の三塁への内野安打から流れが変わった。九鬼の代走・石上の二盗、桑原の四球で一、二塁。牧に中前適時打を許し、これが決勝点となった。及川にとってはこれが開幕18試合目にして初の自責点となった。
唯一の失点を献上してしまった及川は試合後、取材陣の質問には答えなかった。負けて喜ぶ勝負師などいない。及川に関しては開幕から17試合で自責点がなかった事実が評価されてしかるべきだろう。
先発・デュプランティエも5回無失点。そこから桐敷、石井、及川とつないで1失点だった投手陣の安定ぶりは健在だ。攻撃陣が6イニングに渡って得点圏に走者を進めながら無得点に終わったとはいえ、打線は水物だ。6回一死二塁で二直に倒れた4番の佐藤輝は「正面にいってしまったのでしょうがない。また、チームが勝てるように頑張ります」と気持ちを切り替えた。
雨天中止などもあり、阪神にとって黒星は7日の巨人戦(東京ドーム)以来。久々の感すらある敗戦に藤川監督は「ペナントレースですから。(リーグ優勝などの)結果は後からついてくるんで。今は何をしようとしているかが重要」と泰然自若だった。大局を俯瞰しながら最後に目指すリーグ優勝、日本一へ逆算しているかのようだった。












