今季は〝ツキ〟もある!? 巨人・阿部慎之助監督(46)が27日に東京ドームで行われた開幕前日の公式会見に出席した。「ディフェンディングチャンピオン」として臨む監督就任2年目のシーズンに向け、強い意気込みを示した。

 会見では対戦相手のヤクルト・高津監督と肩を並べながら「いよいよだなという、いい緊張感があって。今日までけが人は出てしまいましたが、いい開幕を迎えられるかなと思います」。開幕投手に任命したエース戸郷についても「彼は若いですけどチームを引っ張る自覚も芽生えている投手なので。2年連続ですけどいってもらうことになりました」と期待を寄せた。

 その一方、チームには開幕直前になって「激震」も走った。開幕2戦目の29日に先発予定だったグリフィンが発熱のため登板を回避。代わってロングリリーフとして開幕一軍入りを果たしていた赤星の先発登板が決まった。開幕前日の〝ローテ再編〟は普通に考えれば、緊急事態。ところが阿部監督を筆頭に首脳陣は全く動じていない。

 チーム関係者の一人は「赤星もギリギリまで(山崎)伊織と先発ローテを争っていたほど状態はいい。生きのいい若い先発候補は今年たくさんいる。グリフィンのアクシデントは誤算に違いないが、そこまで悲観しなくても済む今のチーム状況は救いだ」とポジティブな見方を示した。

「偶然の産物」も好材料になっている。26日の二軍戦(オイシックス戦=ジャイアンツタウン)で調整登板した赤星は当初、先発想定で複数イニングでの登板を予定していた。だが試合前日になって中継ぎ要員としての配置が決定したため結局、当日は1イニングのみで降板した。これには杉内投手チーフコーチも「昨日投げたのが1イニングだけでよかったですよね。最初は4イニングくらい投げる話でしたから」と安堵の表情だった。

 充実した投手力を誇る今季の阿部巨人。多少のアクシデントならば〝柳に風〟とばかりに受け流す余力があるといえそうだ。