第97回選抜高校野球大会第7日第2試合が、24日に甲子園で行われ、西日本短大付(福岡)が23年春王者・山梨学院を11―5で下した。

 打線が序盤から火を噴いた。初回二死一、三塁から5番・安田(3年)の右翼へのランニング本塁打で先制に成功。4点リードとなった4回には一死一塁から4番・佐藤(3年)の左翼ポール際への2ランが飛び出し、リードを奪った。西村慎太郎監督(53)は、「きょうは思いがけない展開になったので、子どもたちのすごさを感じました。11点とれたのは自信になると思います」とナインをたたえた。

 先発・中野は157球を投げて10安打5失点を許しながらも、2戦連続の完投。指揮官はエースの粘投に、「慌てずにこれでもかって気持ちを折らずに投げてくれるところは、今まで(指導者を)何十年もやっていますが、なかなかいないタイプ。大好きですね」とにんまりだった。

 また、西村監督はこの日の試合前にも「失敗するぐらいやってみようよ!」と声をかけてナインを鼓舞したといい、「世の中的に余裕がないのか、失敗したらもうダメだみたいに叩かれてしまう。それは違うと思うので。失敗して考えて、成長できる環境を残したいので、そういう言葉をかけています」と力説していた。

 初のセンバツ8強入りを決め、次戦は昨秋の神宮大会覇者・横浜(神奈川)との準々決勝(26日)に挑む。