第97回選抜高校野球大会は24日、甲子園球場で第7日第1試合が行われ、2年ぶり8度目出場の沖縄尚学が6年ぶり17度目出場の横浜(神奈川)に7―8で惜敗し、2014年以来、11年ぶりの8強入りを逃した。

 先発した新垣(2年)がいきなり初回の無死一、三塁から阿部(3年)に先制3ランを被弾し、この回で降板。エース左腕・末吉(3年)が2回から登板したが、3回に3安打を集中されて2失点を喫し、序盤までに5点を奪われる苦しい展開となった。

 それでも打線が3回裏に奮起。二死二塁から4番・比嘉(3年)の中越え適時三塁打での1点を皮切りに阿波根(3年)に中前適時打、宜野座(3年)に左翼線への2点適時二塁打が飛び出し、この回に一挙4点を返した。

 1点差に迫りながらも、5回に1点、7回にも2点を奪われて再び突き放されかかったが、4点を追う7回一死二、三塁で4番・比嘉の中前適時打、一死一、三塁でけん制の間に三走者が生還。8回は無死一、三塁からスクイズに成功して1点差に迫ったが、反撃もここまでだった。

 2番手で7回5失点(自責4)と力投した末吉だったが、「自分の実力のなさから真ん中へ球がいってしまった。追い込んでからなかなか空振りが取れなかった」と悔しがった。

 2年生ながらプロ注目の相手先発の織田について末吉は「エグイっす。真っすぐが見えなかった。ライバル意識より尊敬の方が強い。緩急を使って空振りを取れる」と称賛しながらも「フィニッシュボールを磨いて夏にリベンジしたい」と前を向いた。

 打線が粘りを見せながらも比嘉公也監督(43)は「無駄なエラーが多かった。点の取られ方が響いた。ゲームの中で結果的に一度も追いつくことができなかった。何とか投手でゲームをつくれるようなチームになりたい」と課題を口にした。

アルプススタンドにあいさつした沖縄尚学ナイン
アルプススタンドにあいさつした沖縄尚学ナイン