第97回選抜高校野球大会第7日第1試合が、24日に甲子園で行われ、横浜(神奈川)は沖縄尚学に8―7で辛勝。何度も僅差に迫られる厳しい試合展開だっただけに、村田浩明監督(38)は「非常に苦しい試合だった。しっかり準備してきてくれた選手たちに感謝したい。この試合でさらにチームがレベルアップしてくれれば」と振り返った。

 初回から無死一、二塁の好機をつくり、主将でプロ注目の阿部葉太外野手(3年)が打席に立った。「どんな場面でも打たせると前日、監督さんに言われたので。自分が決めるという気持ちでした」という主将は、相手先発・新垣有の投じた低めの直球をすくい上げ、右中間席へ突き刺さる大会3号3ラン。ベンチではナインの手荒い祝福を受け、村田監督も思わず笑顔を見せた。阿部は、「手応えがあったので、伸びてくれればいいなと思ったんですけど。入ってくれてよかったです」と汗をぬぐった。
 
 しかし、2点リードとなった8回には3連打で1点差に迫られるなど、終盤まで沖縄尚学ナインに食らいつかれた。それでも、先発・織田(2年)―前田(3年)―山脇(3年)―奥村頼(3年)―片山(3年)―奥村頼のマシンガン継投で投手陣が踏ん張り、最後まで勝ち越しは許さなかった。村田監督は「相手は好打者が揃っていましたし、織田、奥村頼の対策をされているのがすぐ分かった。山脇が何とか抑えてくれて、感謝したいです」と話していた。

 13年ぶりの準々決勝進出を決めたチームは、この日の第2試合・西日本短大付(福岡)―山梨学院の勝者と準決勝進出をかけてぶつかる。