第96回選抜高校野球大会の第8日(27日)第3試合は神村学園(鹿児島)が大阪桐蔭に2―4で完敗した。1点を先制したものの、先発の上川床(3年)がすぐに同点とされ、3回には二死一塁から徳丸(3年)に適時三塁打を浴びるなど、失点を重ねた。自慢の打線も森、中野の2年生コンビの前に4安打と奮わず、追撃は及ばなかった。

 それでも小田監督は強打線を相手に粘投した5投手を褒めた。「ビッグイニングを作られずにしのいだのは成果として褒めるべきこと。強気というのは、打たれることを恐れずにベストボールを投げ続けること。その通り投げてくれた。守りから三者凡退として(9回の)攻撃で1点を取り返した。少しは意地は見せた」と振り返った。

 作新学院(栃木)、大阪桐蔭と強豪を相手にした本大会。指揮官は「西谷監督の最多勝利という歴史的瞬間の試合。幸せを感じられる。全国優勝しているチームと甲子園で2試合やれたことは財産になる。あきらめなかった結果が最後に1点もぎとれた。夏にまた戻って来たい」と悔しい中にも充実感をのぞかせた。