球春到来を前に西武を除く11球団が1月31日までにそれぞれのキャンプ地に入った。ほとんどの球団が2月1日にキャンプをスタートさせる中、パ・リーグ3連覇中のオリックスは2日に、西武は〝12球団最遅〟となる6日に宮崎・南郷でキャンプインする。
これで西武はWBC開催に伴って開幕が遅れた昨年に続き、2年連続の〝レイト・スタート〟。4日まで埼玉・所沢の球団施設などで自主トレを行い、5日にキャンプ地入りする。松井稼頭央監督(48)は「今の若い選手はオフもないくらいずっと練習している。キャンプが長いとダレる。1か月やることがいいのか、それまでに(個人で)整えてチームプレーなどを集中してやった方がいいのか。正解は分からない」と期間短縮の継続に踏み切った理由を説明している。
そして、この〝レイト・スタート〟に気を良くしてモチベーションを爆上げしている選手もいる。エース・高橋光成投手(26)がその一人だ。3日に27歳の誕生日を迎える右腕にとって、2年連続となる遅めのキャンプインはまさにご褒美となる。
昨年は「個人的にめちゃくちゃいい時間を過ごせた。いつもはキャンプ3日目でちょっと疲れているんですけど、家族で普通にケーキを食べた。フレッシュな状態で誕生日を迎えられた。毎年1週間遅れでいい」と感激していたものだった。
ポスティング・システムによるメジャー移籍を2年連続で直訴し、プロ10年目の今季に勝負をかける高橋は「このチームで何としても優勝したいですし、30試合、200イニングを投げたい。全ての成績でキャリアハイを目指して投手としてもっともっと上にいきたい」とただでさえテンションが高い。
そのエース右腕をヤル気にさせた上で、同時にキャンプの経費削減も行えるとなれば、球団にとっては一石二鳥の〝ショートキャンプ〟と言えそうだ。












