大物日本人2人のタッグは想像以上の〝副産物〟を生み出しそうだ。今オフのMLB移籍市場で目玉とされていた大谷翔平投手(29)が10年7億ドル(約1015億円)、そして山本由伸投手(25)は12年総額3億2500万ドル(約465億円)と、いずれも超大型契約でドジャース入りを決めた。
山本の入団に関してはドジャース移籍を果たしたばかりの大谷が12日(日本時間13日)にムーキー・ベッツ外野手(31)、フレディ・フリーマン内野手(34)らとともに「リクルーター」となり、結果として本人を口説き落とす格好となった。
当初、山本の移籍先には資金力と熱意で上回るヤンキースとメッツのNY2球団、吉田との再共闘が期待されたレッドソックスなど、東海岸の名門が有力視されていた。しかし、フタを開けてみればMLBにおいて2度の満票MVPに輝いた二刀流スーパースターと、NPBで3年連続沢村賞を戴冠した無双右腕の2人が、両者総計10億2500万ドル(約1480億円)で〝合体〟するという夢のようなストーリーで移籍は決着した。
「勝つため」の選択としてドジャースを選んだ大谷にとって、山本の勧誘がワールドシリーズ制覇にまい進するための必要条件だったのは言うまでもない。
その一方、メジャー関係者の間では山本側から見た場合、大谷とチームメートになるという選択はマーケティングの面でも大きな効果が期待できるとささやかれている。
「ヤマモトの代理人はジョエル・ウルフ氏だが、実は契約に関する多くの権利を日本の大手広告代理店と折半している。今年3月のWBCで侍ジャパンの全7試合をアマゾン・プライムが完全ライブ配信し、その大会期間前にもヤマモトと(ロッテの)ロウキ・ササキ(佐々木朗希)の2人がPR動画撮影のために、決勝ラウンドの舞台となったマイアミのローンデポ・パークを先乗り訪問していたことがあった。このような流れで、ヤマモトというコンテンツをドジャース入りによってさらに大々的に売り出したい日本の代理店側にとっては、スーパースター・オオタニとのコラボレーションは、これ以上ないシナジー効果を生むはず」(MLB関係者)
大谷と同じドジャーブルーのユニホームを身にまとう選択は山本陣営にとっても〝うまみ〟のあるシナリオと言える。












