頸髄損傷の大谷晋二郎を支援する応援募金設立 兄・裕一郎氏「人生で一番長い戦いに負けないために」

2022年04月28日 15時47分

左からジャガー横田、兄の大谷裕一郎氏、ライオネス飛鳥(東スポWeb)
左からジャガー横田、兄の大谷裕一郎氏、ライオネス飛鳥(東スポWeb)

「頸髄損傷」を負ったゼロワンの〝炎の戦士〟大谷晋二郎(49)を支援する「何度でも立ち上がれ! 大谷晋二郎応援募金」が設立されることが28日に発表された。

 大谷は10日の両国国技館大会でノアの杉浦貴と対戦。コーナーにジャーマンで投げられた直後に動かなくなり救急搬送された。「頸髄損傷」と診断された大谷には今後長期的な治療とリハビリが必要と見込まれている。全国のファン、関係者から多くの支援の声が届き、家族・親族と関係者が協議を行い募金の開設が決まった。

 この日の発表会には世話人を務めるパブリックビジネスジャパンの荻原宣CEO、親族を代表して兄の裕一郎さん、応援団長のジャガー横田が出席。また同じく応援団長の藤波辰爾は、新型コロナウイルス陽性判定を受けたため欠席となった。

 裕一郎さんは「ご尽力いただきました関係者の皆様、そして温かい声援をかけてくださるファンの皆様へ親族を代表して心より感謝申しあげます」とした上で、大谷の負傷を受け複雑な心境を吐露。「プロレスラーである限り、このような事が起きることは本人も家族も心のどこかに覚悟はしていたはずです。しかし本当に起きてしまうとこれほどつらいものなのか…と思っています。しかし、一番つらいのは晋二郎本人です」と弟の無念を代弁した。

 裕一郎さんは何度も涙に声を詰まらせながらも「プロレスへの愛情が並々ならない大谷晋二郎は、決して何十回も防衛する最強チャンピオンではありません。しかし、何度倒されても歯を食いしばって立ち上がる姿を見せ続け、諦めない心を我々に伝えてきてくれました。今もあの試合中と同じ顔をして歯を食いしばって戦っています」と説明。「諦めたら負け、諦めずに何度でも立ち上がれば負けることはない! そう言い続けてきました。だからこれから人生で一番長い戦いに負けないためにこれから何年かかろうが諦めずに戦わせてやりたい」と、長期的な治療とリハビリを見据え支援を呼びかけていた。

 また応援団長のジャガーは「ゼロワン・大谷晋二郎選手にはよくしていただき、いじめ撲滅運動をしている姿に心を打たれていました。事故に見舞われてしまったわけですけど、今回も大谷晋二郎絶対に立ち上がってくると信じています」とエールを送った。一方で対戦相手の杉浦に一部から心無い誹謗中傷が浴びせられていることを受けてか「プロレスラーは信頼関係で成り立っております。かけた方が悪い、かけられた方が悪いではないんです。大谷選手もいま現在、そう思っていると思います。今回の募金で少しでも助けられることができればと思っています」と思いを語った。

 ジャガーの所属するディアナでは29日後楽園大会から募金箱を設置する。またガンバレ☆プロレス、大日本プロレスなど各団体からも同様の支援をしたいという声が上がっているという。

大谷晋二郎応援募金の振込先は以下の通り
「ゆうちょ銀行 五五八支店(ゴゴハチ支店)
普通口座 0227704
口座名義 オオタニハヅキ」

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