GHCナショナル王者の船木誠勝(53)が、来年2月21日のノア東京ドーム大会で引退する〝プロレスリングマスター〟武藤敬司(59)の意思を受け継ぐ決意を示した。
「武藤敬司引退ロード第2弾」(25日、愛知・ドルフィンズアリーナ)では中嶋勝彦と組み、武藤と野獣・藤田和之の異色タッグと激突する。武藤とは1984年に新日本プロレスに入門した同期だが、当時15歳だった船木は年上の武藤を兄のように慕ってきた。「武藤さんは入門して3日で『辞める』って言って。ちょっとでも気に入らなかったら辞めて、違う仕事に行きそうな空気ありましたから。こんなに長く、プロレスに携わるとも思わなかった」と武藤引退への思いを明かした。
2人は全日本プロレス時代の2010年に世界タッグを戴冠。武藤との名コンビについては「武藤さんはすぐ交代してリングに出て戦ってくれるから俺は楽だった」と振り返った。
さらに武藤が創設した「W―1」でも行動をともにした〝同志〟でもある。それだけに武藤のポリシーを受け継ぐつもりで「武藤さんは毎試合に意味を見いだして『思いっきり汗かくことが大切』といつも言っていた。同じ相手と対戦するにしても、この試合はどういうシチュエーションでと常に考えて、二つとして同じ試合はしない。だから自分も同じ展開にならないように試合をしている」と話す。
ただ、対戦する名古屋決戦では容赦しない。「たとえ武藤さんだとしても、やめていく人間にやられたくない」と拳を握り「引退だからって感傷的にもなりたくないから、頑張ってヒールになりますよ。中嶋選手と2人で容赦なく、(武藤を)蹴っていきたいと思います。嫌というぐらい」と〝はなむけの蹴り〟で送り出す。
同期対決を制するのはどちらになるのか、注目の一戦となる。












